脱サラ夫の妻ブログ
脱サラ起業

脱サラして起業する前にまず副業せよ!の真意

夫が会社を辞めて独立しようと考え始めた時
10人近く色々な方に相談をしました。

会社の元上司だったり、長年懇意にしている方だったり
実際に独立して会社を経営している方だったり。

みなさん親身に聞いてくださり、それぞれの立場や経験から
種々アドバイスをいただきました。
が、ほぼ全員に口を揃えて言われたことは
「絶対にまだ会社を辞めるな」ということでした。

当時の私たちは正直その言葉の重さを受け止めきれず
納得できない気持ちでしたが、
これだけみんなが言うのだからとりあえず従ってみようと思い
すぐに会社を辞めることは思い留まりました。

当時を振り返って今思うことはやはり
「あのタイミングで会社を辞めなくてよかった」
ということです。

それは金銭面でリスクをコントロールできた事も大きいですが、
何よりその後、会社を経営するにあたって大事なステップを
きちんと踏むことができたからです。

色々な事情で会社を辞めようとしている方がおられると思いますが、
敢えて「まだ会社を辞めるな」という理由を説明したいと思います。
そしてその代替案としての「副業」についても解説いたします。

1. なぜ早く会社を辞めて独立しようと思うのか?
2. 思いとどまることの重要性
  ●流れを見極める
  ●できることは全てやる
3. 副業のススメ
  ●固定収入がある
  ●会社の看板を借りられる

1. なぜ早く会社を辞めて独立しようと思うのか?

繰り返しになりますが、会社を辞めると決めた方にはそれぞれの事情があると思います。
あくまでも夫の場合は、という大前提での話となります。

夫が会社を辞めて独立しようと思った経緯はざっと下記の流れです。

→子供が生まれたことで仕事と生活のバランスを改めて考えなおす
→人生において圧倒的ボリュームを占めている「仕事」を、このまま続ける価値があるか疑問に思う
→違う生き方/仕事を模索する
→興味のある仕事の方向性を見つける
→事業計画書を書いたり、関係者を訪ねたり、具体的に動き出す

夫はどちらかと言うと慎重派で、突拍子もないことをするタイプではないので
「勢いで会社を辞めてきた!」なんてことはありませんでした。

しかし、やりたい事が徐々に明確になってくると
それに伴う作業のボリュームも増えてきて、
会社で仕事をやりながら起業に向けて準備をすることが
肉体的にも精神的にもかなり負担になる時期がきました。

そうなると、いっそ会社を辞めて起業してやりたいことを始めた方が
効率がいいのでは?!と思い始めました。

すっかり慣れてしまった会社の仕事と
新しく自分の計画で始めようとする仕事を比べると、
早く起業したいと思うことは自然の流れだったように思います。

このタイミングで人生の先輩方に相談をした結果
「まだ会社を辞めるな!」と止められたのでした。

2. 思いとどまることの重要性

もう会社を辞めるつもりで10人近くの方に相談をした夫ですが、
理由はそれぞれですが口々に「まだ会社を辞めるな」と言われました。

夫はその言葉に納得できないでいましたが、
前に進むことを阻むものがあることは理解したので
それが何であれ一度立ち止まって考えてみることにしました。

この経験は、会社経営にをする今になってとても役立っています。
つまり

●流れを見極める

ということです。

会社を経営していると、これでもかと言うくらい不運が続くことも
何をやってもうまく回らないこともあります。

原因を見つけ出して対処することはもちろん重要ですが、
流れを客観的に観察する冷静さも必要だと
大きな学びを得ました。

ウォーレンバフェットやビルゲイツなど名だたる投資家や経営者が
ポーカーゲームを好むことからも、
ビジネスには冷静に流れを読む能力が必要だと分かります。

このような状況で、夫の意識を大きく変えたアドバイスがありました。

「会社を辞める前にまだまだやれる事はたくさんあるはず。
 会社を最後の最後まで利用しろ!」

というものでした。

「利用する」という言葉に抵抗があったのですが、
つまりは、与えられた環境で思いつく限り

●できることは全てやる

ということだと気付きました。

これもまた、会社を経営する上で重要な気付きとなりました。

社長業は、誰かに言い訳することもどこかに逃げることもできません。
今いる場所で、できることを全てやるという覚悟を持ちました。

3. 副業のススメ

結果的に夫が選んだのは、
会社で働きながら新しい事業に向けての準備をする
ということでした。

この時期は、体力的にめちゃくちゃ大変でしたが
やりたいことに向かって進んでいるという高揚感があり
精神的にはとてもポジティブでした。

会社で働きながら新しい仕事を始めることを
圧倒的にお勧めする理由は2つです。

●固定収入がある

既存のお客さんを引っ張って独立するでもない限り
基本的には最初の1年2年は会社は赤字です。
貯金を切り崩しながらわずかな売上で食いつないでいくとなると
精神的にはかなりのプレッシャーとなります。

できる限りサラリーマンをして固定収入を得ながら新しいことを始めるのは、
リスクをコントロールするという意味でも、理にかなっていると思います。

副業規定など会社によって違うと思いますが、
副収入を得ることについて意外と曖昧な規定であることが多いです。
二重で雇用される(2つの会社に籍を置いて働く)ことは明確に否定されていることが多いですが
そうでない場合は、確定申告さえすれば問題ないと思います。

それより気を付けなければいけないことは、
会社で得た情報を使って会社の競合となり得ることをする場合です。
発覚すると「クビ」になる可能性が高く
退職金がもらえないという事態にもなり兼ねないので
大いに気を付けてください。

会社で働きながら副業をする2つ目のメリットは
●会社の看板を借りられる
ことです。

副業で初めて会う人に〇〇会社で働いています
と言えるのは、相手にとって大きな信用となります。

もちろん会社の営業とは違うので
新しいことを始めようとしていることをきちんと伝えなければいけませんが、
まだその会社で働いているということは、それだけで社会的信用につながります。

そんなことで人を判断するのはケシカランと思うかもしれませんが
何の情報もない相手に会う時に、学校だったり会社だったり
人は一般的なモノサシでまず相手を見積もろうとするものです。

取引が始まれば自分の人間力でしか勝負はできないので
どこの会社で働いていたかは先方にとってはどうでもいい事になりますが、
最初のとっかかりとして会社の看板を借りられることは
信用を得るという意味で大きなメリットです。

ちなみに「元〇〇会社で働いていました」と言うのは
なぜ辞めたんだろう?本当に大丈夫かな?
と余計な憶測を誘うことにも繋がります。
それより、「会社の社員さんなんだ」と思われる方が
相手に安心感を与えることができます。

そしてさらに、若者が独立しようとしてるんだから、いっちょ応援しよう!
と意気に感じてくれる経営者の方も少なくありません。

まとめ

脱サラして起業する前にまず副業せよ!の真意はつまり
起業の時期を前倒しして、サラリーマンをしながら起業してはどうでしょうか?
ということでした。

この経験がどなたかのお役に立てれば嬉しいです。